2015年2月19日

開催決定!『伝版®ダイアリー』お仕立てワークショップ

“和紙のお仕立荘”でMy『伝版®ダイアリー』を手作りしませんか。      (大阪市天王寺区)

"予定はやるべきことから埋めるのではなく、やりたいと願うことからくみたてよう!"
そんな皆さんのサポーターとして毎年好評の『伝版®ダイアリー』。夢を叶えるこの特別なダイアリーを、2015年も楽伝、心を込めてお届けします!

ご意見を反映し進化を続けるダイアリー
これは2014年度版!
「木」や「川」「お花」といった、楽しくきれいな自然のモチーフからなるグラフィック=「伝版®(でんぱん)」をふんだんに使ったこのダイアリーも誕生から5年目を迎えました。
 
あらためてご紹介すると「伝版®」とは「伝えるための版」を表す造語です。楽(ラク)に楽しく、気持ちや考えをひきだし、ひもとき、くみたてることができる、「コミュニケーションの型紙」といったイメージです。「伝版®」にアイデアや思いを書き込むことにより、思考・整理・伝達が、いつの間にか促進され、その人や組織のやりたいことが顕在化します。

“あったらいいな”をカタチに
試作の第1号2010年版
『伝版®ダイアリー』は、そうした『伝版®』の特性を熟知した楽伝メンバーたちの“あったらいいな!”をカタチにしたもの。予定や情報の管理に留まらず、プランづくりや、アイデアやきもちの整理にも便利。1週間、1か月と内省(自分にとって前向きな意味を見出すような振り返り)を重ね、軌道修正をするうちに、やりたいこと・ありたい姿への距離が自然に縮まる螺旋サイクルが促進されます。1年を振り返るころにはありたい姿も進化しているかも。スケジュール帳として、日記帳として、夢を叶えるダイアリーとして、お好きなように使っていただけます。


さて、2015年度の『伝版®ダイアリー』は“和紙”でお作りすることにしました。“和紙”といえば、2014年11月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)による無形文化遺産登録*を受けたことが記憶に新しいでしょうか。薄くて丈夫、かつ美しいという特徴から、何かを書きつける対象としてだけでなく、懐紙として、また障子やふすま、照明など、日本人の生活の隅々で役割を果たしてきた歴史をもっています。
日本人の365日に寄り添ってきた存在=“和紙”。2015年度『伝版®ダイアリー』は「自分の人生の目的をもっと自分に引き寄せて、春から始まる365日の生活の一部にしていこう!」という願いを込めて“和紙”でお作りいたします。 *和紙=日本の手漉(てすき)和紙技術

さらに今回は、ご自分で“和紙”を使って手作りいただける企画をご用意しました!

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『伝版®ダイアリー』お仕立てワークショップ @“和紙のお仕立荘”

“和紙のお仕立て荘”(大阪市天王寺区)
木の扉をあけると
1948年(昭和23)年創業の和紙卸商 ・ オオウエさん(大阪市天王寺区)が手掛ける和紙専門店“和紙のお仕立荘”で、「ボールペンで書ける」「透ける」など和紙の有り様をいろいろに楽しめる、オオウエさん厳選の和紙(淀川のヨシを原料にした和紙や、日常的に使われていた昔の再生紙=湊紙など)を使って、1年間使える『伝版®ダイアリー』をご自身で制作(箔押し・紙選び・活版など)いただけます。もちろん、『伝版®ダイアリー』の楽しい使い方いろいろのご紹介も!ぜひご参加ください。
思わず吹き抜けを見上げたくなる
開放感あるスペース
日時:2015年3月22日(日)
    13:00~15:30
場所:和紙のお仕立荘@四天王寺
     大阪府大阪市天王寺区大道155
定員:15名様限定
費用:基本セット5,000
    *基本セットの内容~表紙の箔押し・製本
      *活版による名入れや紙選びなど、
      験いただく内容により
      ,000円~6,500円まで幅あり
お申し込み方法:
メールにて、ご参加いただく方の ①お名前、②性別、③年齢、④連絡先(携帯電話番号)をお知らせの上、info@rakuden.or.jp までお申し込みください。 

なお、お仕立てワークショップには参加できないけれど、ぜひ『伝版®ダイアリー』を使いたいという皆さん、ご安心ください。3月1日より販売予約受付を開始いたします。

2015年度『伝版®ダイアリー』仕様:
 ◇ A4サイズ
 ◇ 4月始まりの年度ダイアリー(2015年4月~2016年4月)
 ◇ 綴じ込み式の半透明カバー (予定)
 ◇ 中素材は和紙
 ◇ 価格:3,240円(税込)+送料(360円)
 ◇ ご予約を希望される方は、3月1日以降下記いずれかまでご連絡ください。
     e-mail: info@rakuden.or.jp
     facebook: https://www.facebook.com/nporakuden

*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

2015年2月5日

実況ルポ:伝紋®づくりワークショップ

「伝紋Ⓡ」=今の自分を表し、「伝」えるためのパーソナルな「紋」

楽伝のモットーは “つたえあえば、人生がひらく”。子どもたちから様々な年代のおとなまで、だれもの「伝えあい、キャリアを自ら拓いていくこと」を応援したいと、独自のツールと手法で多様なプログラムを展開しています。
 
ところで、あなたは「ご自分の紋」をお持ちでしょうか?
「紋というと、家紋のこと?」「あっ、女紋のこと?」
いえ、家紋でも、女紋でもありません。だれかから引き継いだり、一生背負うものでなく“今のわたし”がデザイナーと「伝」えあいながら創りあげる「紋」
今の自分を表し「伝」えるためのパーソナルな「紋」、それが「伝紋Ⓡ」です。
 
「伝紋Ⓡ」を作る方法の一つがワークショップ形式。1月11日(日)東京・青山にて10名の若手デザイナーが参加し、メディアや教育の分野で社会・世界への発信を牽引されている女性の方々を中心とするコミュニティのメンバー15名さまをクライアント役に迎え「伝紋Ⓡ」創りの場=「伝紋Ⓡワークショップ」が開催されました。
ユニークな特徴として、「伝紋Ⓡワークショップ」は単に「伝紋Ⓡ」を作るだけでなく、その過程でキャリアの若いデザイナーのコミュニケーション力育成に貢献することも、目的の一つとしています。
早速、当日の様子をちょっとご紹介しましょう!
 
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ペアになった若手デザイナーとクライアント役の皆さん。まずは、伝版Ⓡ「木」に自ら表現した「自分についての3つの拠り所」をもとにお互いに自己紹介。そのまましばらく、デザイナーが3つの拠り所にそってヒアリングをさせていただきます。
 
  * 3つの拠り所 *
   ① 自分が大切にしていること  ② 自分が好きなこと  ③ これから挑戦したいこと。

限られた時間で伝紋®素案に取り組む
デザイナーさんたちは真剣そのもの
初めのうちこそ、人生の先輩でありコミュニケーションのエキスパートでもあるクライアントの皆さんが若いデザイナーを助ける空気もありましたが、時間の経過とともに、横並びに座るおふたりの距離がすっと近づいたり、どっと笑い声が起きたり・・・ともにリラックスして、共有するものがどんどん豊かになっていく様子が伝わってきます。

さて、デザイナーは別スペースに移動し、自分のパートナーの3つの拠り所をふまえ「伝紋Ⓡ」2案の素案作成にかかります。一方、交流を終えたクライアントの皆さんは様々なご感想で盛り上がっています。
 
『ふだん立ち止まる時間がないので、自分のあり方に関わる3要素を木の伝版Ⓡに書き出すこと自体がいい機会でした。』
 
『交流して3つの拠り所を“口にしてみる”ことで、“書く”だけとは違う深まりを感じて、自分の思いを確認できました。“書く”と“語る”はまたちがいますね。』

デザイナーが伝紋®の制作意図をプレゼンテーション。
ちょっとドキドキ♪
『きもちよく話させてもらって楽しかったです。 ヒアリングされる立場でしたが、年代も立場もまったく自分と異なるお相手に興味をひかれ、こちらこそインタビューしたくなりました。』
       
いよいよ再び集合、プレゼンテーションタイム!
緊張した面持ちのデザイナーさんが前に立ち伝紋Ⓡ2案を発表します。同じくらい張りつめたお顔で座っておられるのは、発表を受けるクライアントさん。発表の進むにつれて内側からあふれるように、感激の表情へと変わっていくご様子は、拝見する私たちスタッフにとってもなんとも感動的でした。


デザイナーによる伝紋®プレゼンテーションに
耳を傾けるクライアントの皆様。ちょっとワクワク♪
今日初めて会ったデザイナーの彼女・彼に映った自分のデザインには、クライアントさんがまるで予期していなかった、力を与えてくれる何かがあり、心が動くようでした。
 
『自分がもちたかったイメージがここにあります、ありがとう!』
 
私が語っていないことまで、受け取って、感じて、表現して「私に見えるように」してくれていることに本当に感謝したい。』
 
なかには「いますぐ持って帰りたい!」という方も。(スミマセン、まだ素案ですのでしばしお待ちを・・・笑)
今回クライアント役の皆さんは互いの志をよく知るお仲間でいらっしゃるため、お互いの伝紋Ⓡ案への共感も深いご様子でした。

さて、この日はこれにておしまい!今後デザイナーの皆さんは、プレゼンテーションでクライアントからいただいたフィードバックも参考に素案を仕上げます。クライアント役の皆さんには5月ごろ「伝紋Ⓡ」を手に取っていただける予定ですので、その模様など、またいつかご紹介できればと思います。

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デザイナーとしてキャリアを拓いていくには「コミュニケーション力に基づく提案力」が欠かせません。自らクライアントに働きかけ、双方向のコミュニケーションを実現し、“語られる想い(期待)”はもちろんのこと、直ちには表現されない“潜在的な想い(期待)”までを、「ひきだし、ひもとき、くみたてる」。その上で「カタチ」にしていくことが求められます。

現代のデザイナーは、「デザイン」と聞いて誰もがイメージしやすい「手に取ることのできるようなカタチ(たとえば文具や商品パッケージ、家具や家電など)」をデザインすることもあれば、空間や音響などのしつらえや思考・サービスのあり方をカタチ創っていく(=デザインする)機会も多くあります。クライアントから自発的に発信される内容の表面探索に留まらず、その奥底にあるものを「ひきだし、ひもとき、くみたてる」コミュニケーション能力が、これからの時代、さらに必須となるでしょう。

一方、デザインや美術を学ぶ学校教育などではそのような力を育むトレーニングの機会が案外と少なく、若いデザイナーの中には、実社会で業務に携わって初めてコミュニケーション力不足による「カベ」を実感するという人も少なくありません。「伝紋Ⓡワークショップ」には、「ひきだし、ひもとき、くみたてる」プロセスを無理なく豊かにする楽伝ならではのアプローチで、こうした若い世代を応援するねらいも込められています。

さて、できあがった「伝紋Ⓡ」はパーソナルな名刺にしたり、アイコンにしたりしてお手元に置いていただきますが、ずっと使い続けたり、家紋のように、受け継がれるものではありません。「伝紋Ⓡ」は「今の自分を表す」ものですから、「もうこの伝紋Ⓡはフィットしないな。」と自分が思った頃にそれを捨てて頂く。つまり、ご自身の「変化」を積極的に認める紋が「伝紋Ⓡ」なのです。人生の中で何回作って頂いてもかまいません。人生を振り返る時、そのときの自分にフィットしていた「伝紋Ⓡ」で振り返る、そんな使い方もできるのが「伝紋Ⓡ」の良いところでもあります。
 
楽伝は、今の自分を表し「伝」えることでキャリアを拓いていく様々な世代の方と、デザイナーとしてキャリアを拓きたい若い世代とをつなぐ「伝紋Ⓡワークショップ」を今後とも開催してまいります。

<伝紋Ⓡ>
人々の内なる声や潜在能力の理解を通じてマーケティングのサポートや人財開発を手がける株式会社伝耕が、人々の発信力を高めようという志に基づき、2008年にプログラム開発し、楽伝にて展開する。

*楽伝はコミュニケーション力とキャリアの開発を両輪ととらえ、多様性に満ち、変化の激しい現代社会において力を発揮する人材を育てることを通じて社会に貢献します。

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